ゴキブリ対策として広く知られているホウ酸団子ですが、本当に効果があるのでしょうか?
実際にホウ酸団子はなぜ効くのか、知ることが大切です。
この記事では、ホウ酸団子がなぜ効くのか、ゴキブリに対して本当に有効なのか徹底解説します。
ホウ酸団子の効果を最大限に引き出し、ゴキブリのいない快適な環境を作るために、ぜひ最後まで読んでください。
この記事で以下のことが分かります。
ぜひ参考にしてください!
ポイント
- ホウ酸団子が効かない原因
- ホウ酸団子を食べたらどうなるのか
- ホウ酸団子の作り方
- ゴキブリ駆除に効果的な設置場所
ゴキブリにホウ酸団子は逆効果になる?
- ゴキブリにホウ酸団子は効かない?むしろ逆効果?
- ホウ酸団子はなぜ効く?
- ホウ酸団子はどこに置くと効果的?
- ホウ酸団子を食べたらどうなる?人体への影響は?
- ホウ酸団子は100均で販売されている?
ゴキブリにホウ酸団子は効かない?むしろ逆効果?
結論から言うと、適切に使用すればホウ酸団子は効果的であり、逆効果になることはありません。
例えば、一部の人々は、ホウ酸団子の匂いが家の外にいるゴキブリを引き寄せ、結果的に数が増えるのではないかと懸念しています。
しかし、ゴキブリが餌を感知できる範囲は50cmから2m程度とされており、家の外からホウ酸団子の匂いを感知して侵入してくる可能性は低いと考えられます。
したがって、ホウ酸団子によって外からゴキブリを引き寄せてしまうことはないでしょう。
ただし、主に飲食店でよく発生するチャバネゴキブリが大量発生した場合は、ホウ酸団子を置いたぐらいでは絶滅させるのは難しいです。
・コロニーとなるダンボール、ごみを清掃する
・冷蔵庫のモーターや食器洗濯機の機械の中など、温かくてジメジメしたゴキブリが好きな場所に的確にベイト剤(毒餌)を大量に仕掛ける
等、大掛かりな作業が必要になります。
この場合は専門業者にお願いしたほうがいいでしょう。
まとめると、ホウ酸団子を仕掛けたからといって、外から新たなゴキブリを家に招くということは考えにくいです。
しかし設置後に、しばらくしてもゴキブリの数が減らない場合は、専門の業者に相談することをおすすめします。
ホウ酸団子はなぜ効く?
ホウ酸団子がゴキブリにどのような作用を及ぼすか、実はまだ完全に解明されていません。
一般的には、ゴキブリがホウ酸を摂取すると脱水症状を起こし、最終的に死に至ると言われています。
なおホウ酸団子は即効性がないため、ゴキブリの成虫が死ぬのには大体数日かかるという欠点があります。
即効性のある毒餌にしたい場合は、フィプロニルが入っているブラックキャップがおすすめです。
毒餌について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください
ホウ酸団子のメリットは
・毒餌で死んだ死骸を見る機会が減る
・もしくは水回りなど一定箇所で死ぬので死骸が散らばらない
と言われています。
理由は脱水症状を起こしたゴキブリが、水を求めて外に行ったり水回りに集まるからです。
ホウ酸団子はどこに置くと効果的?
まず、ゴキブリは湿気や食べ物の残りがある場所を好む習性があります。
そのため、キッチン周りは特に有効でしょう。
具体的には、シンク下の収納スペースや冷蔵庫の下、食器棚の引き出し内部などが挙げられます。
これらの場所は、食材のカスや水分が溜まりやすく、ゴキブリの格好の住処となりがちです。
また、コンロ周辺や電子レンジ、トースターなどの調理家電の近くも、食べ物のカスが落ちやすいため、ホウ酸団子を配置すると効果的です。
次に、水回りもゴキブリの好む場所です。
浴室や洗面所の排水口周辺、洗濯機の近くなどは湿度が高く、ゴキブリが集まりやすい環境となっています。
さらに、ゴキブリは外部から家屋内に侵入することも多いため、侵入経路となりうる場所もいいでしょう。
玄関や窓の隙間、ベランダの鉢植え付近、エアコンの室外機周辺などが主な侵入ポイントとされています。
これらの場所にホウ酸団子を配置することで、外からのゴキブリの侵入を効果的に防ぐことができます。
ただし、ホウ酸団子は水に溶けやすいため、屋外に設置する際は雨に直接当たらない場所を選ぶか、屋外用の製品を使用しましょう。
ホウ酸団子を効果的に活用するためには、ゴキブリの習性を理解し、適切な場所に配置することが鍵となります。
たくさん置けば多少置き場所が悪くてもゴキブリは食べてくれると思います。
なのでたくさん仕掛けましょう
ホウ酸団子を食べたらどうなる?人体への影響は?
ホウ酸団子は、ゴキブリ駆除のために広く使用されていますが、これを人間が誤って摂取した場合、どのような影響があるのでしょうか。
結論から言うと、ホウ酸は少量であれば人体に大きな影響を与えませんが、多量に摂取すると中毒症状を引き起こす可能性があります。
ホウ酸は、ゴキブリなどの害虫に対して効果的な殺虫成分として知られています。
これは、昆虫がホウ酸を体外に排出できないため、体内に蓄積し、最終的に死に至るからです。
一方、哺乳類である人間は、腎臓の働きによってホウ酸を体外に排出することができるため、通常の使用範囲内であれば大きな問題は生じません。
実際、ホウ酸はかつて眼の洗浄や化粧品の防腐剤としても使用されていました。
しかし、ホウ酸を多量に摂取すると、中毒症状を引き起こす可能性があります。
特に幼児の場合、致死量は約5gとされており、これは自家製のホウ酸団子1個に相当する量です。
中毒症状としては、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状や、皮膚の紅斑、重篤な場合にはけいれんや腎臓の障害が報告されています。
具体的な事例として、生後24日の新生児がホウ酸を含む水で調製した人工乳を摂取し、中毒症状を呈したケースがあります。
この事例では、2.6gのホウ酸を摂取しており、腹膜透析を必要とする重篤な状態となりました。
まとめると、ホウ酸団子は適切に使用すれば安全性が高いものの、誤って多量に摂取すると中毒症状を引き起こす可能性があります。
特に小さな子供やペットがいる家庭では、取り扱いに十分注意し、安全な場所に設置することが重要です。
ホウ酸団子は100均で販売されている?
100円ショップでもホウ酸団子は購入可能です。
例えば、ダイソーの「ゴキブリ用ホウ酸ダンゴ8個入り」があります。この商品は、8個入りで価格は100円と非常に経済的です。
有効期間は6ヶ月と長く、1個あたりの単価は12.5円とコストパフォーマンスに優れています。
また、スリムな容器で邪魔にならず、薬剤が手に触れにくい設計となっているため、安全面にも配慮されています。
しかし、効果の持続期間が市販の高価格帯商品と比較して短い場合があります。
例えば、アース製薬の「ブラックキャップ」は有効期間が12ヶ月とされていますが、ダイソーの商品は6ヶ月です。
ゴキブリにホウ酸団子は逆効果になる?おまけ
以下ホウ酸団子についてのおまけ情報を書いています。最後までご覧ください。
- 簡単最強!ホウ酸団子の作り方
- ホウ酸団子に入れるホウ酸の最適な分量は?
- ゴキブリにホウ酸団子は逆効果になる?まとめ
簡単最強!ホウ酸団子の作り方
今回は、ホウ酸団子の作り方と設置方法について詳しくご紹介します。
材料
- ホウ酸:100g
- ジャガイモ:1個
- 玉ねぎ(みじん切りまたはすりおろし):80g
- 砂糖:小さじ3杯
- 牛乳または水:こさじ1杯
作り方
ジャガイモをつぶす
あらかじめジャガイモをつぶしておきましょう
玉ねぎをすりおろす
玉ねぎもあらかじめすりおろします。
混ぜる
ボウルにホウ酸、ジャガイモ、玉ねぎ、砂糖を入れ、よく混ぜます。
練る
牛乳または水を少しずつ加え、耳たぶ程度の柔らかさになるまで練ります。
成形する
直径2~3cmの団子状に丸めます。
乾燥させる
風通しの良い場所で1週間ほど乾燥させます。
完全に乾燥すると効果が落ちるため、内部が少し柔らかい状態で使用するのが理想的です。
注意
作業中はホウ酸が皮膚に触れないよう、手袋を着用してください。
ホウ酸団子に入れるホウ酸の最適な分量は?
ホウ酸の割合は全体の約30~50%が目安となります。
この範囲内であれば、ゴキブリ駆除に十分な効果が期待できます。
具体的な配合例として、以下のようなレシピがあります。
ホウ酸200g、小麦粉100g、すりおろした玉ねぎ80g、砂糖小さじ2~3杯、牛乳適量を混ぜ合わせ、耳たぶ程度の柔らかさになるまで練り、直径2~3cmの団子状に成形します。これを直射日光で1週間ほど乾燥させて完成です。
別のレシピでは、ホウ酸250g、みじん切りにした玉ねぎ150g、小麦粉70g、砂糖18g、牛乳小さじ1杯を使用します。
これらを混ぜ合わせ、直径3~5cmの団子を35個程度作り、直射日光で1週間乾燥させます。
これらのレシピから、ホウ酸の割合は全体の約30~50%が最適だと考えられます。
ゴキブリにホウ酸団子は逆効果になる?まとめ
記事のポイントをまとめます。
- ホウ酸団子は適切に使えばゴキブリ駆除に効果がある
- 使い方を誤ると逆効果になり、ゴキブリが減らない原因となる
- ゴキブリの種類によってはホウ酸団子が効かない場合がある
- ホウ酸団子はゴキブリの脱水を促し、死に至らせる仕組み
- 即効性はなく、効果が出るまでに数日かかる
- ホウ酸団子を食べたらどうなるかは、ゴキブリと人間で異なる
- 人体への影響は少量なら問題ないが、大量摂取は危険
- 100均でもホウ酸団子は購入可能だが、持続期間が短い
- 自作する場合、適切な分量で作ることが重要
- ホウ酸団子の最強レシピにはジャガイモや玉ねぎが使われる
- どこに置くかによってホウ酸団子の効果が大きく変わる
- キッチンや水回り、ゴキブリの侵入経路に置くと効果的
- 乾燥させすぎると食いつきが悪くなるため注意が必要
- チャバネゴキブリの大量発生時にはホウ酸団子だけでは駆除が難しい
- ゴキブリ駆除に失敗した場合は専門業者に依頼するのが確実