
こんにちは、ゴキブリブログのたつやです。
家で大きなクモを見かけて、「このクモがゴキブリを食べてくれるなら、追い出さないほうがいいのかな」と迷うことがあります。
ゴキブリには、アシダカグモやヤモリ、ムカデなどの天敵がいます。
ただし、食べてくれる生き物がいても、室内のゴキブリ対策を任せきりにはできません。
この記事では、ゴキブリを食べる生き物とその関係、家で天敵に頼りにくい理由を紹介します。
生態を楽しみつつ、あなたの家でできる対策も見ていきましょう。
- ゴキブリを食べる代表的な生き物
- アシダカグモが軍曹と呼ばれる理由
- 天敵がいても家庭で駆除しきれない理由
- 侵入防止と毒餌と清掃を組み合わせる方法
ゴキブリを食べる天敵の一覧
ゴキブリは、自然界ではほかの生き物の餌にもなっています。
代表的な例は次のとおり。
ただし、捕食するかどうかは、種類や体の大きさ、出会う場所によって変わります。
| 生き物 | ゴキブリとの関係 | 家庭での限界 |
|---|---|---|
| アシダカグモ | 歩き回ってゴキブリなどを捕らえる | 隠れた個体すべてを捕らえるとは限らない |
| ムカデ | ゴキブリなどを捕食する肉食性の生き物 | 人を咬むことがあり、室内への導入は不向き |
| ヤモリ | ゴキブリを含む昆虫などを食べる種類がいる | 食べられる獲物の大きさに限りがある |
| トカゲ類 | ゴキブリの捕食が知られる種類がいる | 種類ごとに食性や活動場所が異なる |
| カエル類 | ゴキブリを食べる種類がいる | 室内の隙間を巡回して駆除するわけではない |
ゴキブリを食べるクモ

家で見かけるゴキブリの天敵として、よく知られているのがアシダカグモです。
獲物を捕らえる網を張って待つのではなく、歩き回って捕食します。
大阪教育大学の生物資料でも、アシダカグモは家屋で見かけられ、ゴキブリなどを捕らえるクモとして紹介されています。
(出典:大阪教育大学「アシダカグモ」)
人を恐れているので、人を見かけるとじーっと大人しくしています。
しかし非常に大きく(個体によっては手のひらより大きい)見た目も怖いのが欠点です。
軍曹とはアシダカグモの愛称
「ゴキブリを食べる軍曹」という呼び方は、アシダカグモを指すネット上の愛称です。
ゴキブリを捕らえる働きから、頼もしい存在としてそう呼ばれています。
とはいえ、正式な名前でも、駆除能力の保証でもありません。
「数匹いれば短期間で全滅する」といった話を、どの家でも起こる結果として受け取るのは避けましょう。
ヤモリやトカゲも食べる

ヤモリはトカゲ類の仲間で、ゴキブリを食べる種類がいます。
ほかのトカゲ類やカエル類でも、捕食が知られています。
ただし、「トカゲなら何でも食べる」「小さなヤモリが大きなクロゴキブリも捕らえる」とは言えません。
口に入る大きさや食性、活動する時間が合うことが必要です。
飼育用のゴキブリを餌にすることと、家で見つけたゴキブリをペットに食べさせることも別の話。
薬剤に触れたか分からない個体を、餌として与えないでください。
ゴキブリを食べる虫とアリ
身近な例では、ムカデがゴキブリを捕食します。
なお、クモやムカデは、日常会話では「虫」と呼ばれても、分類上は昆虫ではありません。
また、ゴキブリの死骸にアリが集まることもあります。ここで区別したいのが、生きた個体を捕らえることと、死骸を餌とすることです。
死骸にアリが集まっていても、そのアリがゴキブリを倒したとは判断できません。

家で天敵に頼れない理由
天敵がゴキブリを食べるのは、生態として面白い関係です。
ただ、家庭の対策では「食べることがある」だけでは足りません。
捕らえられない個体や、その後の侵入も考える必要があります。
隠れた個体や卵まで届かない

ゴキブリは家具や家電の裏、配管周辺などの狭い場所に潜みます。
天敵と出会わずに生活する個体もいるため、クモを見かけたからといって、家の中のゴキブリがいなくなるとは限りません。
卵も、卵鞘という殻に包まれています。
成虫が捕食されても、残った卵や幼虫への対策まで済んだとは考えられません。
捕食量や居場所を管理できない
天敵は、人が指定した場所で決まった数のゴキブリを捕らえてくれるわけではありません。
別の獲物を食べたり、部屋を移動したり、家から出ていったりすることもあります。
さらに、侵入口が残っていれば、外から新しい個体が入る可能性があります。
家庭では侵入防止と毒餌と清掃
あなたの家で取り組みやすいのは、入ってくる隙間を減らし、潜んでいる個体に毒餌を使い、餌や水を残さない方法です。
この組み合わせなら、何をしたか、その後どう変わったかも確認できます。
侵入できる隙間を減らす

玄関ドアや窓の隙間、シンク下の配管が床や壁を通る部分を点検しましょう。
不要な隙間には、場所に合う隙間テープや充填材を使います。
ただし、換気や排水に必要な開口部まで塞がないでください。
玄関周辺を確認するなら、玄関からのゴキブリ侵入対策も参考になります。
潜んだ個体にはベイト剤を使う

ベイト剤は、ゴキブリに食べさせて駆除する毒餌です。
ブラックキャップなどを使う場合は、製品表示に従い、流しの下や台所の隅など、生息が疑われる場所へ設置します。
ブラックキャップは、容器から中身を取り出さず、水のかからない場所に置く製品です。
本品やその周辺には殺虫スプレーをかけず、子どもやペットがもて遊ばない位置を選んでください。
正確な使い方は、アース製薬「ブラックキャップ」の公式情報をご確認ください。
食べかすと水と隠れ場所を減らす

夜の片付けでは、床の食べかすやコンロの油汚れを取り、生ゴミを密閉します。
シンク周辺の水滴を拭き、水漏れも直しましょう。
不要な段ボールをためないことも大切です。
掃除だけで侵入をゼロにすることはできませんが、住み着きやすい条件を減らせます。
幼虫や複数の個体を繰り返し見る場合は、天敵の有無にかかわらず、管理会社や駆除の専門業者へ相談してください。
◆ワンポイントアドバイス
私は、クモがいるかどうかより、ゴキブリの目撃やフンが減ったかを見るのが大切だと思います。
ゴキブリの天敵のよくある質問
Q1. 家にクモがいたらゴキブリもいますか?
A. クモがいるだけでは判断できません。アシダカグモもゴキブリだけを食べるわけではないので、ゴキブリの目撃やフン、幼虫などを併せて確認しましょう。
Q2. 小さなクモも大きなゴキブリを食べますか?
A. どのクモでも食べるとは言えません。捕らえられる獲物は、クモの種類や大きさ、捕まえ方によって異なります。小さなクモに大型のゴキブリの駆除を期待するのは難しいですよ。
Q3. アシダカグモを家に放せば駆除できますか?
A. ゴキブリを捕食することはありますが、家に放しても駆除しきれる保証はありません。卵や隠れた個体、外からの侵入も残るため、駆除目的で放す方法はおすすめしません。
Q4. ヤモリがいれば毒餌は不要ですか?
A. ヤモリがいることだけで、対策が不要とは判断できません。ゴキブリが繰り返し出るなら、侵入防止と清掃に加えて、製品表示に従った毒餌の使用を検討してください。飼育している動物がいる場合は、薬剤に触れない設置と飼育環境の管理も必要です。
まとめ
ゴキブリにはアシダカグモやヤモリ、ムカデなどの天敵がいます。
ただし、捕食する相手がいても、家のゴキブリがすべていなくなるとは限りません。
家庭では、侵入できる隙間を減らし、ベイト剤と清掃を組み合わせる方法が現実的です。
天敵は生態の面白さとして知り、対策は目撃や痕跡を確認しながら進めていきましょう。