ゴキブリが明るいところに出てくるのを見たことはありますか?
多くの人が「ゴキブリは暗いところが好き」と思っていますが、実際には明るい部屋でも見かけることがあります。
特に、アパートや一軒家でゴキブリを一匹だけ見つけたとき、「もしかして外から入ってきたのか?」「一匹いたらもっといるのでは?」と不安になることもあるでしょう。
また、ゴキブリが明るいところで死ぬことがあるのはなぜなのか、電気をつけて寝ることで発生を防げるのかなど、気になる疑問は多いはずです。
本記事では、ゴキブリは明るいところと暗いところどっちが好きなのか、明るい所でも活動する理由、そして侵入や発生を防ぐための具体的な対策について詳しく解説します。
この記事で以下のことが分かります。
ポイント
- ゴキブリは明るいところと暗いところどっちを好むのか
- ゴキブリが明るいところで死ぬ理由
- 明るい部屋だとゴキブリの出現を防げるのか
- ゴキブリが一匹だけいるときの対策
ゴキブリは明るいところに出てくる?
- ゴキブリは明るいところと暗いところどっちが好き?
- 電気つけて明るい部屋・明るい所で寝るとゴキブリは出てこない?
- ゴキブリが明るいところで死ぬ理由
ゴキブリは明るいところと暗いところどっちが好き?
ゴキブリは暗いところを好む傾向があります。
夜行性の生き物であるゴキブリは、明るい場所よりも暗い環境で活動することが多いとされています
また天敵に狙われないように、隙間や葉の下に隠れます。
そのため、暗い場所の方を好むよう、他の虫と違い負の光走性があると言われています。
夜間にキッチンで電気を消していると、ゴキブリが動き回っている姿を目撃することがありませんか?
また、家の中では家具の隙間や壁と床の間の狭い空間に潜んでいることが多いです。
これらの場所は光が届きにくく、ゴキブリが安心して休息や産卵を行える環境となっています。
ただし、食料や水が不足している場合、餌を求めて明るい場所に出てくることがあります。
食料が不足している時は、隅にいるだけだとエサが獲得できないので、逆に危険を冒して明るい場所に出てくると言われています。
夜中部屋を明るくしている時でも、おおきなゴキブリに遭遇してびっくりした方もおおいでしょう。
ゴキブリは食料や水不足になると負の光走性から生の光走性になるようです。
以上の点を踏まえると、ゴキブリは基本的に暗いところを好む生き物であるといえます。
捕食者から身を守り、快適な環境で活動するために暗い場所を選ぶ本能が強いです。
しかし、食料や水不足によって、明るい場所に出てくることもあるため、完全に暗い場所だけにいるとは言い切れません。
電気つけて明るい部屋・明るい所で寝るとゴキブリは出てこない?
ゴキブリは、部屋の電気をつけたままにすることで出現を抑えられると考えられがちですが、これは完全な対策にはなりません。
先ほど言った通り、ゴキブリは通常は暗く静かな環境を好みますが、のどが渇いたり、お腹が減ったりすると行動範囲を広げ、食べ物や水分を求めて活発に動き回る習性があります。
そのため、たとえ光がある場所であっても、餌を求めて出現する可能性があるのです。
特に、台所や食べ物のカスが落ちている場所などは、明るくてもゴキブリが集まることがあります。
また、ゴキブリは夜になると特に活発になります。
電気をつけたままにすると多少の抑止力にはなるものの、完全に活動を止めるわけではありません。
明るさによって動きが鈍ることはあるものの、強い空腹や喉の渇きがあれば、光のある場所でも躊躇せずに出てくることがあります。
ゴキブリが明るいところで死ぬ理由
ゴキブリに殺虫剤をかけた場合、もしくは毒餌を食べた場合、明るい場所で死んでいるのを見かけることがありますが、これは主に殺虫剤の効果によるものです。
殺虫剤に含まれるピレスロイド系成分や、ブラックキャップにふくまれるフィプロニルは、ゴキブリの神経系に作用し、興奮状態を引き起こします。
その結果、ゴキブリは隠れ家から飛び出し、明るい場所で死に至ることがあります。
ゴキブリは明るいところに出てくる?おまけ
以下ゴキブリについてのおまけ情報を書いています。最後までご覧ください。
- アパート等でゴキブリが一匹いたら100匹いるって本当?嘘?
- ゴキブリの成虫が一匹だけいる時は外から来ている?
- 部屋にゴキブリがいるか確かめる方法
- ゴキブリは明るいところに出てくる?まとめ
アパート等でゴキブリが一匹いたら100匹いるって本当?嘘?
結論から言うとゴキブリの種類によります。
アパートなど、一般家庭でよく見られるクロゴキブリの場合は、実は屋内ではあまり繁殖しないと言われています。
ただし飲食店でたまに見かけるチャバネゴキブリがいる場合は要注意です。
チャバネゴキブリは繁殖力が強く、環境のいい屋内だと大繁殖してしまいます。
チャバネゴキブリやクロゴキブリについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ゴキブリの成虫が一匹だけいる時は外から来ている?
大きなゴキブリの成虫が一匹いる場合はクロゴキブリかヤマトゴキブリである可能性が高いです。
両方とも同じような生態なのでここではまとめてその対策を紹介します。
クロゴキブリやヤマトゴキブリの場合、成虫になるまでに1年以上かかるため、家の中で短期間で増殖するリスクはそこまで高くありません。
両方ともは基本的に屋外を拠点とするため、単独で家の中に入ってくることが多いです。
特に、寒い季節や雨の日には、暖かい場所を求めて侵入することがよくあります。
ただし、下水道には大量のクロゴキブリが生息しており、排水トラップの封水が切れていると、そこから侵入してくることがあります。
また、家の中に食べ物のカスやゴミが多いと、ゴキブリが定着してしまうリスクが高まります。
対策法としては、侵入経路を塞ぐことが大事です。
特に換気扇や窓の隙間、排水トラップの封水には注意し、家の中を清潔に保つことが重要です。
ゴキブリの侵入対策が知りたい方は以下の記事をご覧ください。
参考
※苦手な方は注意してください
部屋にゴキブリがいるか確かめる方法
一度見つけたゴキブリを見失って困った経験はありませんか?
寝る時に突然出てこないか等、不安な方も多いでしょう。
以下の記事でゴキブリの見つけ方を紹介しているので、参考にしてください。
ゴキブリは明るいところに出てくる?まとめ
記事のポイントをまとめます。
- ゴキブリは基本的に暗いところを好む
- 夜行性であり明るい場所より暗い環境で活動しやすい
- 明るいところでも食料や水が不足すると出てくることがある
- ゴキブリが明るいところで死ぬのは殺虫剤の影響によるものが多い
- 電気をつけて寝ることで出現を抑える効果はあるが完全ではない
- 家の中に一匹だけいる場合は外から侵入した可能性が高い
- チャバネゴキブリの場合は繁殖の可能性があるため注意が必要
- アパートなどの集合住宅ではゴキブリが発生しやすい環境が多い
- 家の中でゴキブリを見つけたら発生源や侵入経路を確認することが重要
- ゴキブリは家具の隙間や排水溝などの暗く湿った場所に潜む
- 明るい部屋でも餌があればゴキブリは活動する
- 侵入を防ぐには換気扇や排水口の隙間をふさぐことが効果的
- 粘着トラップを仕掛けることでゴキブリの有無を確認できる
- フンや黒い斑点がある場所はゴキブリが潜んでいる可能性が高い
- 日常的に掃除をし食べ物のカスを減らすことが発生防止につながる