車にゴキブリが現れたら、どう対処すればいいか悩む方は多いでしょう。
ゴキブリが車に侵入する確率や、どこから入るのか、その原因を知りたい人もいるはずです。
この記事では、ゴキブリを車の外に追い出す方法や、ゴキブリムエンダー、ハーブ、バルサンを使った対策を詳しく解説します。

よろしくお願いします
この記事で以下のことが分かります。
ポイント
- ゴキブリが車に侵入する経路とその確率
- 車内でゴキブリを見失った時の対処法
- ゴキブリを車外に追い出す方法
- 車内のゴキブリ対策に使える道具
ゴキブリの車への侵入の原因
- 車内のゴキブリはどこから入る
- ゴキブリが車の窓や隙間から侵入する確率
- ゴキブリを車の外に追い出す方法
- 車内のゴキブリを見失った時どうしたらいい
- 炎天下の夏に車の中に入ったゴキブリは生きられる?
車内のゴキブリはどこから入る
車内へのゴキブリの主な侵入経路は、
①ドアや窓の隙間、
②エアコンの通気口、
③荷物への付着の3つです。
車は密閉空間に見えますが、経年劣化したドアのゴムパッキンなど、ゴキブリが通り抜けられる数ミリの隙間が生じます。
また、外気を取り込むエアコンの通気口も侵入ポイントになり得ます。
さらに、買い物袋やキャンプ用品に付着して、意図せず車内に連れ込んでしまうケースも少なくありません。
ゴミ捨て場の近くに長時間駐車することも、侵入のリスクを高める一因となります。
ゴキブリが車の窓や隙間から侵入する確率
ゴキブリが車の窓や隙間から侵入する確率は、具体的な数字で表すのは難しいです。
というのもその時々の場所や時間、気温や天候によって変わるからです。
またクロゴキブリのような大きなゴキブリでさえ、つまようじの隙間があれば侵入することができると言われています。
したがって完全に侵入を防ぐのは難しいでしょう。
車のドアのシーリングや窓枠は、どうしても完全には塞がらない部分が存在します。
また、エアコンの通気口から入ってくるパターンもあるようです。
長期間車を使わないでいると、通気口に潜り込んだゴキブリが車内で居座ってしまうこともあるようです。

ちなみに私は車内でゴキブリを見たことが2回あります。
2回とも夜だったので、夜になると入る確率が上がるかもしれません。
ゴキブリは夜行性ですから。
ゴキブリを車の外に追い出す方法
ゴキブリ殺虫剤があれば一番いいのですがそれがない場合はどうやってゴキブリを外に追い出したらいいのでしょうか?
まずは駐車場に車を止めてすべてのドアを全開にします。
こうすることによってゴキブリが外に出やすくなります。
その後はうちわや硬いものでゴキブリを叩いて思いきり脅します。
ゴキブリが車の外に逃げるまでこれを繰り返しましょう。
ゴキブリは人間に見つけられると物陰に隠れて動こうとしません。
ちょっとしたことでは動かなくなるので、思いきりやることが大事です。
ライトを照らすと逃げるという話もありますが、自分の経験上ダメでした。
車内のゴキブリを見失った時どうしたらいい
自力での発見が困難な場合は、車を安全な場所に停めてから、毒餌や粘着トラップを活用します。
毒餌には「ブラックキャップ」、粘着トラップには「ゴキブリホイホイ」などが挙げられます。
確実に駆除できたか死骸を見て確認したい方には、捕獲状況が目に見える粘着トラップが精神的にも安心でおすすめです。
設置場所は、シート下やドアポケット、荷台の隅といったゴキブリの通り道になりそうな場所を選び、できるだけ数を多めに仕掛けるのが成功のコツです。
もし手元にトラップがなければ、ゴキブリの活動が活発になるシーズンにはコンビニでも販売されていることが多いので、探してみると良いでしょう。
炎天下の夏に車の中に入ったゴキブリは生きられる?
夏の炎天下に駐車された車内では、ゴキブリが生き延びるのは非常に困難です。
ゴキブリは生命力が強い反面、高温には弱く、気温が35℃を超えると活動が鈍り、40℃以上では死に至る可能性が高まります。
一方、夏の車内温度は容易に50~60℃以上に達するため、ゴキブリにとっては長時間耐えられない致命的な環境となります。
ただし、車内にこぼれた飲み物など、摂取できる水分が残っている場合は一時的に生き延びる可能性もゼロではありません。
とはいえ、夏の猛暑でゴキブリを自然に死ぬ可能性もあるため、少し様子を見るのも有効かもしれません。
ゴキブリの車:おまけ
以下車のゴキブリ対策についてのおまけ情報を書いています。最後までご覧ください。
- ゴキブリムエンダーは車のゴキブリ侵入対策になる?
- ハーブは車のゴキブリ侵入対策になる?
- バルサンを車内で使用してもいい?
- 車の中のゴキブリ卵を放置したらどうなる?
- ゴキブリの赤ちゃんが車内に出る時はどうする?
- ゴキブリの車:まとめ
ゴキブリムエンダーは車のゴキブリ侵入対策になる?
ゴキブリムエンダーは、部屋の広さに応じて数回プッシュするだけで、ピレスロイド系の殺虫成分が空間全体に行き渡り、隙間に潜むゴキブリを駆除します。
ただし駆除が主目的で、侵入そのものを防ぐ効果は限定的です。
公式サイトにも以下のように記載されています。
Q、ゴキブリが寄ってこなくなる、予防の効果はありますか?
A、ゴキブリムエンダーはゴキブリ駆除剤ですので、予防の効果はありません。
ゴキブリの予防には、「ゴキブリがいなくなるスプレー」をご使用下さい。
また、卵には効果がないとされています。
とはいえ、ゴキブリムエンダーは車内のゴキブリ駆除に役立つ方法の一つです。
車内は狭い空間なので、少量の噴射でも成分が広がりやすいと考えられます。
また、煙を出さない設計のため、従来のくん煙剤よりも車内でも扱いやすい点が利点です。
ハーブは車のゴキブリ侵入対策になる?
ハーブはあまり期待できないでしょう。
ゴキブリは匂いに敏感で、特に強い香りを避ける性質があります。
実験では、アロマティカスやクローブといったハーブに含まれるチモールやオイゲノールなどの成分が、一定の忌避効果を持つことが示されています。
車のような狭い空間では香りが充満しやすいため、ゴキブリが近づきにくい環境を作れる可能性はあります。
しかし、最も重要なのは「濃度」です。
ハーブそのものを置いただけでは香りが弱く、十分な効果は期待できません。
ゴキブリ対策として効果を発揮させるには、これらの有効成分を凝縮した精油(エッセンシャルオイル)を用いる必要があります。
またにおいが消えないように常に散布する必要があります。
バルサンを車内で使用してもいい?
バルサンを車内で使用するのはやめましょう。
バルサンの公式サイトにはっきりと「車の中で使用しないでください」と記載されているからです。
車の中で使用してもよいですか?
車の中では製品を使用しないでください。
レック株式会社(バルサンのメーカー)の公式ページを確認すると、使用場所として家庭内の部屋が想定されており、車内のような環境での使用は推奨されていません。
公式サイトの指示を守らずに使った場合、想定外の問題が起きる可能性があります。
例えば、煙が車内に充満した後、換気をしても薬剤の臭いが残り、運転中に気分が悪くなるかもしれません。
車の中のゴキブリ卵を放置したらどうなる?
車の中にゴキブリの卵を放置すると、孵化して大量のゴキブリが発生する可能性があります。
ゴキブリの卵は、適切な温度と湿度があれば孵化しやすい性質を持っています。
特に日本の夏場は高温多湿なので、卵を産み付けられたらすぐに孵ってしまうでしょう。
一つの卵鞘には20~40匹ほどの幼虫が入っており、放置すればそれだけの数のゴキブリが車内に広がるリスクがあります。
ゴキブリの赤ちゃんが車内に出る時はどうする?
車内にゴキブリの赤ちゃん(※リンクをクリックすると画像が出ます)が現れた場合、慌てず迅速に駆除し、再発を防ぐための対策を講じることが大切です。
ゴキブリの赤ちゃんは成虫に比べて小さいものの、その存在は車内で繁殖が始まっている可能性があります。
放っておくと数が増え、車内が不衛生な状態になりかねません。
まず、ゴキブリの赤ちゃんを見つけたら、すぐに捕まえるか駆除することをおすすめします。
次に、車内を清掃することが効果的です。
例えば、食べかすや飲み物のこぼれが残っていると、それがエサになってしまいます。
掃除機を使ってシートの下や隙間のゴミを取り除き、拭き掃除で表面をきれいにしましょう。
最後に毒餌を置くといいでしょう。
毒餌は効果が発揮するまでに少し時間がかかりますが、まとめて根絶するのに最も有効な方法です。
ただし食べかすがあると、ゴキブリがそちらに引き寄せられてしまうので、あらかじめ掃除することが大切です。

Youtubeのありじゃむchさんによると
ゴキブリは飲まず食わずでも一週間は生きるみたいです。
凄い生命力ですね。
赤ちゃんだと流石にもっと早く死ぬのかなぁ?
ゴキブリの車:まとめ
記事のポイントをまとめます。
- ゴキブリは車内の隙間や窓から侵入する
- エアコンの通気口もゴキブリの侵入経路である
- 荷物や食べ物の残骸がゴキブリを引き寄せる
- ゴキブリは2mmの隙間でも通り抜けられる
- 車内を清潔に保つと侵入確率が下がる
- 窓を開けてゴキブリを自然に追い出せる
- 見失った場合は粘着トラップが有効である
- 炎天下の車内ではゴキブリが生きにくい
- ゴキブリムエンダーは駆除に役立つが予防は限定的である
- ハーブは補助的な対策として使える
- バルサンは車内使用が禁止されている
- ゴキブリ卵を放置すると孵化して増殖する
- ゴキブリの赤ちゃんが出たら即駆除が必要である
- 車内の清掃と換気が再発防止に繋がる