家の中で突然、でかいゴキブリがいたら驚きませんか?
日本に生息するクロゴキブリをはじめ、でかいゴキブリが出る理由や、どこから入ってくるのか、その原因を徹底解説します。
急にゴキブリが出るようになった理由や、ゴキブリが出る部屋の特徴も明らかに。
一匹だけ見つけた場合の殺し方や、部屋にゴキブリがいるか確かめる方法、クロゴキブリが一匹いたらどうするべきか、具体的な対策までお伝えします。
よろしくお願いします
この記事で以下のことが分かります。
ポイント
- でかいゴキブリがどこから入ってくるか
- 急にゴキブリが出るようになった理由
- クロゴキブリの対策と殺し方
- ゴキブリが出る部屋の特徴
でかいゴキブリが出る理由
- 日本にいるゴキブリの種類
- でかいゴキブリはどこから入ってくる
- クロゴキブリが一匹いたらどうする?対策は必要?
- クロゴキブリが一匹だけいる時の殺し方
日本にいるゴキブリの種類
世界では約4,000種類以上が知られていますが、日本では約50~60種類が確認されています。
その中でも、私たちの生活環境でよく見かけるのは主に4種類です。
ここでは、代表的なゴキブリの特徴や生態について、わかりやすく紹介します。
クロゴキブリ
まず、最も身近なのがクロゴキブリ(※クリックすると画像が出てきます)です。
このゴキブリは体長が30~38ミリメートルほどで、黒褐色の体が特徴です。
光沢のある見た目で、夜間に活動することが多いです。
家の中ではキッチンや浴室など、湿気が多い場所を好みます。
クロゴキブリは寒さに比較的強く、日本の気候に適応しており、越冬することができます。
ただし、成虫は単独行動をする傾向があり、成長が遅いので、以外にも繁殖力はあまり高くありません。
日本の屋内に侵入する大きなゴキブリは大抵クロゴキブリです。
チャバネゴキブリ
チャバネゴキブリ(※クリックすると画像が出てきます)は体長が10~15ミリメートルと小さく、黄褐色の体に背中に2本の黒い筋があるのが特徴です。
飲食店やビルなど、暖かい環境を好む傾向があります。
寒さには弱く、20℃以下では繁殖が難しいとされています。
そのため、冬場は暖房の効いた場所でよく見られます。
動きが素早く、狭い隙間に隠れるのが得意です。
一般家屋では、あまり見られないゴキブリです。
暖かい地域の外来種で、日本の家屋だと寒すぎて越冬できないからです。
ただし条件が整うと、大繁殖をする厄介なゴキブリです。
ワモンゴキブリ
ワモンゴキブリ(※クリックすると画像が出てきます)はクロゴキブリよりやや大きく、体長が35~45ミリメートルほどあります。
赤褐色の体で、胸部に黄色い模様があるのが特徴です。
主に沖縄や九州など、温暖な地域で多く見られますが、最近では都市部でも確認されています。
湿った環境を好み、下水道やゴミ捨て場付近に出没することがあります。
ヤマトゴキブリ
ヤマトゴキブリは日本固有の在来種で、体長は25~35ミリメートルです。
クロゴキブリに似ていますが、やや小さく、色が濃い黒色です。
主に屋外に生息し、森林や公園などで見られますが、まれに家の中に入ってくることもあります。
寒さに強く、冬でも活動できるのが特徴です。
屋内ではそれほど頻繁に見られませんが、ゴミ置き場や庭先に現れることがあります。
これら4種類以外にも、日本にはルリゴキブリのような珍しい種類も存在します。
以上が、日本でよく見られるゴキブリの種類とその特徴です。
でかいゴキブリはどこから入ってくる
クロゴキブリは、主に家の隙間や排水口、窓やドアのわずかな開口部から侵入します。
クロゴキブリは体長3~4cmと大きく、黒光りする姿が特徴ですが、驚くほど小さな隙間を通り抜ける能力を持っています。
大きなクロゴキブリでも数ミリの隙間があれば侵入でき、わずか2mmの隙間でも成虫が通り抜けられます。
家のあらゆる開口部が侵入経路になります。
統計によると、クロゴキブリの侵入経路はキッチン、洗面台、トイレなどの水回りが約50%、残りの50%は窓やドアからと言われています。
クロゴキブリの侵入経路としてよく挙げられるのは、以下のような場所です。
ドアや窓の隙間
網戸がきちんと閉まっていなかったり、ドアの下に数ミリの隙間があると、そこから簡単に入ってきます。
またまれにですが、人がドアを開けている間に侵入することもあります。
排水口や下水管
排水管に以下の画像のような隙間があると、床下からゴキブリが這い上がってしまうこともあります。
このすき間をパテでしっかりと埋める必要があります。
また下水道の排水トラップがしっかりと封水されているか確認しましょう。
排水トラップとは、排水管の内下水から臭いや害虫が屋内に入らないように反しになっている部分のことを言います。
下水の中には大量にクロゴキブリがいるので、この返しに水(封水)がたまっていないと、這い上がることもあります。
長期の旅行や、しばらく使っていない水道があると、封水が干上がっていることもあるので、絶えず水をためるようにしてください。
荷物に紛れる
ベランダやゴミ置き場から持ち込んだ段ボールや荷物に紛れて侵入するケースもあります。
ある家庭では、ベランダに置いていた古い段ボールを持ち込んだところ、中にクロゴキブリの卵が付着していて、室内で孵化してしまった例も報告されています。
まとめると、大きなクロゴキブリは、ドアや窓の隙間、排水口、エアコンの配管穴など、家のさまざまな場所から侵入してきます。
対策は非常に大変です。
もっと詳しくクロゴキブリの侵入対策が知りたい方は以下のページをご覧ください。
クロゴキブリが一匹いたらどうする?対策は必要?
家の中でクロゴキブリを一匹見つけた場合、主に侵入防止を中心とした対策を行うのが効果的です。
繁殖力は比較的弱いものの、卵を産んでいる可能性があるため、ブラックキャップ等の毒餌の設置も併せて行うと安心です。
クロゴキブリは成長が遅いので、繁殖力はそこまでありません。
一匹見つけたからといって大量に潜んでいるケースは多くないでしょう。
また成虫は屋外で単独行動を好むケースが多く、かなり不衛生な下水道やゴミ屋敷でもない限り集団行動をとりません。
したがって室内での繁殖を心配するよりも、侵入カ所をなくすことが主な対策になります。
窓やドアの隙間、排水口、通気口などに隙間テープや網を取り付けることで、侵入を防げます。
ただし、メスが卵鞘を落としている可能性もあります。
新たに孵った幼虫を駆除するために、ゴキブリを見つけたら毒餌を設置することも大事です。
クロゴキブリを一匹見つけた場合、侵入防止を主軸に据えつつ、毒餌を設置するのが最適な対策です。
クロゴキブリが一匹だけいる時の殺し方
クロゴキブリを一匹だけ見つけた場合、殺虫剤スプレーや粘着トラップを使った方法が効果的です。
これらの方法は迅速かつ確実に駆除でき、初心者でも簡単に実行できます。
殺虫剤スプレーを使った方法
市販のゴキブリ用殺虫剤スプレーを用意します。
クロゴキブリを見つけたら、約30cmの距離から直接噴射します。
ゴキブリは動きが速いので、逃げ道を塞ぐように壁や角に追い込むと効果的です。
噴射後はゴキブリが動かなくなるまで数秒待ち、死骸をティッシュやビニール袋で包んで廃棄します。
粘着トラップを使った方法
ゴキブリが好むキッチンや排水口、壁際や家具の隙間などにたくさん設置します。
いそうな場所に設置することも大事ですが、数も大事です。
たくさん仕掛けてトラップに引っ掛ける確率を少しでも上げましょう。
この方法は追いかける必要がなく、発見後に見失った場合でも対応可能です。
ゴキブリホイホイが手元にないけど、すぐに必要な方は近所のコンビニを探してみて下さい
ゴキブリシーズンになると意外と取り扱っている店も多いです。
身近なアイテムで対応する方法
殺虫剤がない場合、洗剤スプレー(水と食器用洗剤を1:1で混ぜたもの)をゴキブリに噴射すると、呼吸器を塞いで窒息させることができます。
この方法は即席で対応できる利点がありますが、殺虫剤ほどの即効性はありません。
叩く
物理的にたたいて殺すのも当然有効ですが、以外にも叩くのにいい道具が無かったりします。
一番おすすめ道具はこれから捨てる予定の雑誌です。
硬さも程よく、叩き潰した後に捨てられるので衛生面でも安心です。
これがあれば丸めて思いっきりゴキブリをひっぱたき、一撃でしとめましょう。
スリッパもかなり有効ですが、叩いた後に汚れが気になるのであまりお勧めしません。
まとめると、クロゴキブリを一匹だけ見つけた際は、殺虫剤スプレーや粘着トラップを活用するのが最も効果的な方法です。
でかいゴキブリが出る理由:おまけ
以下「」についてのおまけ情報を書いています。最後までご覧ください。
- 部屋にゴキブリがいるか確かめる方法
- 急にゴキブリが出るようになった理由
- ゴキブリが出る部屋の特徴
- でかいゴキブリが出る理由:まとめ
部屋にゴキブリがいるか確かめる方法
屋内にゴキブリがいるかどうか確認するには、
・ゴキブリの糞があるかどうか確認
・粘着トラップをおく
といった方法があります。
もっと詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
急にゴキブリが出るようになった理由
家の中で急にゴキブリが現れるようになった場合、クロゴキブリなら外部からの侵入、チャバネゴキブリなら室内での繁殖が主な原因と考えられます。
ゴキブリの種類に応じた対策を行うことで、出現を抑えることが可能です。
ゴキブリが突然現れる背景には、種類によって異なる要因があります。
クロゴキブリの場合、繁殖力はそれほど強くないため、外部から家に侵入してくるケースがほとんどです。
たとえば、近隣にゴミ屋敷やゴミ捨て場がある場合、そこからクロゴキブリが移動してくることがあります。
また、排水トラップの封水が蒸発すると、下水に生息する大量のクロゴキブリが排水口を通じて室内に入り込むこともあります。
さらに意外かもしれませんが、真夏よりも少し寒くなった秋口に家に侵入することが多くなります。
暑い季節は外が快適なクロゴキブリも寒くなると、温かい屋内に逃げ込むケースが良く見られます。
一方、チャバネゴキブリは繁殖力が非常に強く、室内で急速に増える可能性が高いです。
実際の事例を挙げてみましょう。
アパートに住むAさんは、秋口からクロゴキブリを頻繁に見かけるようになりました。
調べたところ、マンション近くのゴミ捨て場が管理不足で、クロゴキブリの発生源になっていました。
ゴミ捨て場を清掃し、窓に網戸を設置したところ、侵入が減りました。
また、Bさんの家では、夏の暑さで排水トラップの封水が蒸発し、クロゴキブリが排水口から侵入。
定期的に水を流すようにしたところ、侵入が止まりました。
別のケースでは、Cさんが住む一軒家でチャバネゴキブリが問題に。
キッチンで小さなゴキブリを何匹も見つけ、専門業者に調査を依頼したところ、シンク下の湿った場所で繁殖していることが判明。
業者が駆除と予防処置を行い、ゴキブリの数は激減しました。
チャバネゴキブリの場合、繁殖力が強いため、個人での駆除は限界があります。
急にゴキブリが出るようになった場合、クロゴキブリなら近隣からの侵入や排水口経由の進入、チャバネゴキブリなら室内での繁殖が原因であることが多いです。
クロゴキブリには隙間の封鎖や排水トラップの管理、チャバネゴキブリには専門業者や各地域の保健所、ペストコントロール協会するなど、個人の力で対応するのではなく、誰かの協力を得た方がいいでしょう。
ゴキブリが出る部屋の特徴
まず、キッチンや洗面所など水回りが汚れている場合、ゴキブリが水を求めて集まります。
シンクに溜まった食器や、ゴミ箱に放置された生ゴミも格好の餌場です。
たとえば、生ゴミを密封せずに放置したり、ゴミ箱を長期間放置したりすると、ゴキブリを引き寄せます。
次に、部屋に段ボールや新聞紙が積み重なっている場合も要注意です。
これらはゴキブリの隠れ場所や巣になりやすく、特に湿気を吸った段ボールは、ゴキブリは大好きです。
また、玄関や窓、換気扇、エアコンのホースなど、外部とつながる隙間が多い部屋も侵入されやすいです。
古い木造建築や、飲食店が近くにある物件では、ゴキブリが外から入り込む可能性が高まります。
電化製品の中も、暖かく狭い空間としてゴキブリが好む場所です。
使っていない家電の内部が温かいまま放置されると、巣を作るリスクがあります。
たとえば、冷蔵庫の裏や電子レンジの隙間にゴキブリが潜んでいるケースも報告されています。
いくら部屋を綺麗にしてもゴキブリに侵入されてしまうことはよくあります。
寒くなった秋口に、温かさを求めて屋内に逃げ込むゴキブリは、防ぐのが難しいですね。
でかいゴキブリが出る理由:まとめ
記事のポイントをまとめます。
- でかいゴキブリは主にクロゴキブリである
- クロゴキブリは3~4cmで黒褐色である
- ゴキブリは2mmの隙間から侵入する
- キッチンや水回りが主な侵入経路である
- 排水口や下水管からの侵入が多い
- 封水不足でゴキブリが這い上がる
- 荷物や段ボールに紛れて入る
- 秋口に屋内への侵入が増える
- クロゴキブリの繁殖力は強くない
- 毒餌設置で幼虫を駆除する
- 殺虫剤スプレーで迅速に駆除する
- 粘着トラップは複数設置が有効である
- 洗剤スプレーで即席駆除が可能である
- ゴミや湿った段ボールは格好の餌場である
- 部屋の隙間が多いと侵入しやすい